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2011年6月19日 (日)

THE BEST OF CINEMA MUSIC

「もう今は夢を語るときではない」

この言葉は音楽家 久石譲さんのメッセージです。
今日(6月18日)は大阪城ホールで「久石譲3.11チャリティ−コンサート 〜ザベスト オブ シネマミュージック〜」がありました。


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(写真は閉演後です。生憎の雨模様だけど、みんな笑顔で帰路☆)

久石譲さんはスタジオジブリ作品でお馴染みの作曲家です。この方が創る曲、とても好きです。久石さんのライブへ行くのは今回で2回目です(*≧m≦*)ワクワクどきどき。

コンサートタイトルにあるように今回、東日本大震災のために開催されました。コンサートの収益は、震災で楽器を失った子どもたちの為に寄付されるとのこと。
たしか、被災者への支援として食料や衣類などの寄付は届きやすいけれど、生活に直結しない“楽器”まではいきつかない。けれど、楽器を失った子どもたちへもう一度演奏する喜びを……という事だったかな。

曲目はジブリ作品と北野武作品が中心でした。開演は土曜のお昼2時からということもあって、老若男女が訪れました。お子様にもお年寄りにも愛される久石さんの曲って、やっぱり素晴らしいです(*´〜`*)


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ホール内です。もちろん満員です。
この写真は途中休憩時。

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私の席は三階で、楽団のほぼ真横でした( ^ω^ )/
……本当はチケットを買うのがとても遅かったものだから、立ち見席しか残ってなくてちょっと残念に思っていたんですが、当日入場口で指定席への変更をして頂く事ができました! 前売り販売していなかった席なのだそうです。(スクリーンに対して急角度すぎるゾーンだから)
う、嬉しい〜〜+*(ノ_≦。)


* * *


バックの巨大スクリーンには音楽にあわせて映画の映像が投影されたり、演奏風景を大きく映し出してくれました。(あたり前だけど、演奏中の写真は無いよ〜)
久石さんは壇上正面で指揮を執りながら、その傍にあるピアノでも時々演奏をされます。

まず最初に演奏されたのは「風の谷のナウシカ」。
ご存知の通り、ジブリ初のオリジナル長編映画です。ジブリの中で今だにこの作品が一番好きかも…。人類と自然との危うさ、自然破壊と再生っていう巨大なテーマを、絶妙のバランスで描きあげてるのが凄いです。古くから自然と寄り添って生きてきた、日本人ならではの作品ではないでしょうか。そういえばだれか(…忘れた)が、「アメリカ人は自然をいかにして支配するかという考え方だが、日本人は自然といかにして共存していくか。という価値観の違い」を言っていた……そうな。
演奏は劇中のナウシカの飛行シーンや戦艦が火を噴くシーンでは戦慄的に、また映画のポイントになる「ラ・ラ・ラーラララーラーラー…」ていう歌(?)が大勢の学生コーラスと合わさって盛り上がります。
もう、最初の曲から好きなのきたーーーって、心の中で燃えてました(≧∇≦)

2曲目は「もののけ姫」
大きな和太鼓が打ち出す「ドーン!!、…… ドーン!!、……」と響く音は、森からタタリ神が現れるまでの静かで不穏な間。それに続いて戦闘シーンへ突入していきます。その後メイン曲が流れて、さらに主題歌へと曲が移ります。主題歌にはソプラノ歌手 林正子さんが英語版を歌いあげてくださいました。

……という感じで全14作品です。文章にすると間延びするので割愛。

ウルッときたのは映画「おくりびと」。
あの丁寧な所作でご遺体と向き合うのがかっこいい作品ですね。スクリーンに流れる映画のシーンに台詞は無いんだけど(そりゃコンサートだし)、目の前で奏でてくれる音と映像とだけでもう泣けちゃいます。

北野作品では「菊次郎の夏」が良かった。(というか、まともに見た作品はこの一作のみかも…?)
ひとりぼっちの少年が夏休みに出会ったおっちゃんと過ごす作品です。楽しさとちょっぴり切なさが混じった、蝉が鳴く暑〜い日。そんな記憶を辿るような断片映像に、メインテーマ曲が添えられました。

締めくくりの曲は「崖の上のポニョ」。
スクリーンには映画のエンディングロールに使われた背景画が緩やかに流れました。


プログラムを演奏し終えて、長く長く続く拍手。
……そしてアンコールが。
「もののけ姫」のフィナーレに使われた曲が演奏されました。シシ神の暴走によって失われた森が、緑の大地によみがえるあのシーンです。

更に拍手が続き、スタンディングオベレーション……!
「となりのトトロ」の主題歌が本当の最後を飾りました。


* * *


こちらは今回のプログラム表。

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さて、冒頭の一文は、これに書かれていた久石さんのメッセージです。
東日本大震災に寄せてのこと。マナーの良すぎる日本人ではなく、自分の意志を鮮明にすべきという内容でした。

以下は本文の締めくくりの言葉です。

〜〜〜〜

 映画「もののけ姫」のラストで「ともに生きよう」というセリフがある。それはお互いの痛みを分かち合いながら、希望を持ってそれぞれの場所でしっかり行動せよという意味にも僕には取れる。
 馴れ合いのぬるま湯から、真の心の独立を目指し、僕は僕の場所でできることを精一杯行なって行く覚悟である。

久石 譲

〜〜〜〜

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